奈良教育大学は、創立以来一貫して、地域の教員養成に責任と役割を果たしてきました。本学の教育は、リベラルアーツの流れを汲む学芸と不可分に結びつき、そのことが質の高い教育者を生み出す原動力となっています。
本学は目的として「学芸の理論とその応用とを教授研究し、高い知性と豊かな教養とを備えた人材、特に有能な教育者を育てるとともに、この地方に特色のある文化の向上を図る」（学則）ことを掲げており、社会の変化や科学の進歩などに常に興味・関心を持ち続け、それぞれの置かれた持ち場で学び続ける教育者を養成する使命が我々にあります。
大学における教員養成は、紆余曲折を経ながらも時代とともに変化し進化しますが、「教育」は本来、ロマンに満ちた価値ある営みです。小規模大学という恵まれた教育環境を最大限に生かしつつ、“奈良”に基礎を置き、国際的に通用する卓越した教師教育」の拠点大学を目指していきます。