平成22年度からはじまった法人化後第Ⅱ期目の中期目標・中期計画は2年目を迎えました。初年度の計画は3月に点検したところ、教職員のご協力によりほぼ順調に達成されています。主な事業としては、教育研究については、若手研究者の海外研修、海外からの留学生受入、教職員の海外研修など本学独自の支援事業として行うことができました。本学は信頼される医療人の育成を使命としており、医療人として活躍するには、国家認定資格の取得が必須であります。平成22年度の国家試験合格率は、医師は99.04％で2年連続全国一位、看護師、保健師、助産師は全て100％で、本学では初めての快挙でありました。これもひとえに学生、教職員の努力の賜物と感謝いたしております。研究の活性化に対する取り組みは、基礎・臨床・看護の研究発表や学外研究者を交えた研究情報の共有により徐々に進んでいます。附属病院においては、外来の電子カルテ化への移行が行われ、病院内の電子カルテ化は完了しました。中央診療棟・外来の改修も予定通り進行し、安定した病院運営のため独自に定めた病院の目標数値も教職員のご協力によりほぼ達成していただきました。