真っ黄色に染まった絨毯(じゅうたん)畑に、そよ風が吹く。まだ厳しい寒さが続く北国と比べると、一足早い春の到来だ。菜の花だけでなく、キンセンカ、ポピー、ストックも咲き乱れる。磯には波が打ち寄せる
微风拂过金灿灿的油菜花海。比起尚是严寒笼罩的北国,这里,春天翩翩然捷足先登。除了油菜花,金盏花、罂粟花和紫罗兰也争芳斗艳。波涛拍岸而起。
そんな景色を手軽に楽しめるのが、南房総市の観光サイト「南房総いいとこどり」のライブカメラだ。同市は、花を楽しもうと「花遊学」を提案する。ネットの花めぐりも、花遊学と言えなくもない
点击南房総市的旅游局域网《南房総概览》的“实况摄影”栏目,可以轻易地欣赏到这些美景。该市制定了赏花的“花游学”方案。网络观花,未尝不可说是另一种“花遊学”。
南房総は観光客が一時減少したが、「道の駅とみうら?枇杷(びわ)倶楽部」ができて、南房総の広域観光で盛り返している。特産の枇杷、イチゴ、干物のほか、灯台、“花の寺”で知られる能蔵院、もみじの小松寺…。四季折々に観光資源を生かす地域振興のモデルだ。
南房総市的游客曾一度减少,但是,“公路驿站和富浦枇杷俱乐部”建成后,区域旅游开始兴起,南房総市旅游正在复兴。除枇杷、草莓、干货这些特产外,还有灯塔、以“花之寺”而闻名的能蔵院、红叶胜地小松寺……南房総市根据四季不同,用活旅游资源,是振兴地域旅游经济的一个典范。
伝説によれば、この地で花作りが始まったのは、南北朝時代とされる。近くで船が難破し、乗船していた姫が助けられた時、黄色の花の木を村人に与えたという。歳月が過ぎて、花の栽培が産業に育った。
传说,该地种花的历史,被认为是始于南北朝時代。附近海域有船遇难,一女子从船上被救出后,送给村人开着黄花的小树。随着岁月的流逝,花草栽培便发展成为一种产业。
種子から、菜種油がとれる菜の花の花言葉は「豊かさ」であり、「財産」でもある。美しい姫は何を授けたのだろう。春の日差しに輝く黄色を見ると、菜の花と思いたくなる。
能从种子中提炼出菜籽油的油菜花,它的花语既是“富裕”,也是“财产”。那美丽的女子送给村人的到底是什么呢?眼望春晖中闪闪发光的那一片鲜黄,我不由地想,那是油菜花。