コートはいつ脱ぐの?
訪問時、玄関前では、マナーとしてコートは脱いでおくというのが日本では基本でした。これはコートについたちりやほこりなどを室内に持ち込まないようにとの配慮から生まれたものです。これに対して最近では欧米のマナーをとりいれて、コートは着たまま入り、「どうぞ」や、「お上がりください」など、招き入れがあってはじめてコートを脱ぐというマナーが日本でも広がってきています。これは、長居をするつもりはありませんよという相手への配慮からきているようです。
ではどちらがいいのでしょう。基本的には、欧米式でかまいませんが、昔の礼儀作法を重んじているお年より、ご年配の方のおうちへの訪問や、年始やお歳暮などの日本伝統の行事の際などの訪問では日本式にのっとって、玄関前でコートを脱いでおく方がよいでしょう。もちろん日本式とはいえ、雨風のひどい日や雪のふぶいている日などは玄関に入ってから脱いでもかまいません。なお、マフラーや、手袋、帽子などの小物類は、日米欧関係なく玄関前でとっておきましょう。
(参考译文)
门口的礼仪
什么时候脱大衣?
在日本作为一般的礼仪,当访问到门口时要先脱下大衣。这是出于不要将附在大衣上的灰尘等带入室内的考虑。但,最近吸收了欧美的礼仪,直接穿着大衣进入,当被邀「请」,「请上来」等时再脱去大衣.这样的礼仪在日本也开始流行了。这是出于不打算在此久留给对方添麻烦的考虑。
那么到底哪种好呢?原则上,用欧美的方式也没有关系.不过,在访问重视传统礼仪的年长者,长辈家,年初和岁末等日本传统节日等时采用日本方式,先在门口脱去大衣为好。当然虽说是日本方式,但遇到大风大雨和下雪时进入门内再脱也无妨。另外,对围巾,手套,帽子等小件穿戴物,不用计较日本,美欧方式如何,先在门口脱下为好。