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異動や転勤のマナー

放大字体  缩小字体 发布日期:2010-12-16  来源:日本留学网  作者:日本留学网  浏览次数:395
◆自分に異動や転勤の辞令が出た場合
ほとんどの会社では、正式に辞令が発令される前に、上司から内示があり、
本人の意向を確認し、その後発令されるということが多いかと思います。
もちろん納得のいかない異動や転勤もあるでしょうが、
原則的には会社の方針に従うのが、ルールでありマナーです。
もちろん、念願叶っての異動もあるでしょうし、逆に納得のいかない異動も
あるかもしれません。
しかし、どちらにしても前向きに仕事に取り組むことが、結局は自分のためです。
ずっと同じ職場や部署にいると、確かにその業務のエキスパートになれるかも
しれませんが、新しい考えや学びを得るチャンスはどうしても少なくなります。
人事異動は、自分自身の能力開発や発見のチャンスでもあります。
納得がいかない場合は、自分は今の部署では必要とされていない…などと
どうしてもネガティブに考えがちですが、新たな配属先で必要とされているからと、
ポジティブに考えてみましょう。
異動の辞令が発令されれば、まずは今まで自分がやってきた業務を、
確実に後任者に引き継ぐことを考え、行動に移しましょう。
発令から異動までの期間はそう長くはないはずです。
業務を部署で共有しているつもりでいても、担当者にしかわからないことも
あります。日頃から資料の整理などをしておくのはもちろんですが、
伝えるべきこと、必要なことはしっかり引き継いでから異動しましょう。
そうでないと、自分が去った後その部署の業務に支障をきたすこともありますし、
自分にとっても新しい仕事を覚え、雰囲気にも慣れないといけない中で、
前の仕事もしなくてはいけなくなりますよ。
立つ鳥跡を濁さずです。
営業などで、自分が担当していた得意先の担当者や、お世話になった人には、
とりあえずは電話ででも異動・転勤のことを伝えましょう。
後任者が決まっている場合は、名前を伝えておき、
後日、後任者から再度連絡をするという形でよいと思います。
本来は、直接後任者とともに取引先を訪問し、挨拶と同時に業務を引き継ぐのが
理想的なのですが、取引先が多い場合や辞令が出てから異動までの期間が短い場合は、
異動後落ち着いたころに、挨拶状を出すことが多いようです。
また、人事異動の中でも転居を伴う異動は特に大変です。
新しい部署に慣れるだけでも大変なのに、生活面も、家族の問題、住居の問題など
課題は山積みです。
社宅や寮などがある企業は、住居の問題はある程度クリアされますが、
そうでない場合は自分で新しい住居を探さなくてはなりませんし、
今の住居を引き払うための手続きや、引越しの準備なども必要になります。
そういった問題で急な転勤に応じられない場合は、内示が出た際に、
上司に相談してみましょう。
新しい部署に異動してからは、早く頭を切り替え、
その部署の雰囲気ややり方に慣れていくようにしましょう。
いつまでも前の部署を引きずって「前はこうだったのに…」などと
口に出すのはやめましょう。部署によってやり方が違うのは当然ですし、
それぞれの職場の文化も違うはずです。
慣れないうちから、そのようなことを言っていると、
新しく作っていかなければならない人間関係の障壁になります。
前の部署のやり方の方がよいと思う場合は様子を見ながら、
「前の部署では」という言葉は使わず、
「こういうやり方の方がよいかと思うのですが…」と提案するような形を
取った方がよいかと思います。
そして、新しい仕事ややり方を覚え、自分の能力アップにつなげましょう。
◆上司や同僚が異動・転勤する場合
一方、上司や同僚に、異動や転勤の辞令が出た場合は、
社内のルールに従うのがいちばんですが、お祝いや餞別を贈ることもあります。
この時に注意しなくてはならないのは、栄転なのか転勤なのかという点です。
栄転の場合は贈答品の表書きが「御祝」なのに対し、転勤の場合は「御餞別」と
なります。どちらかわからない場合は、「御餞別」の方が無難ですね。
しかし、あくまでも会社の文化に従って行うようにしてください。
昇進を逃した方もいるかもしれませんし、特にお世話になったわけでもないのに、
自分だけ御祝などを贈ると、周りの人にひんしゅくを買うこともあります。
何か贈り物をするときは、部署や社内のグループで贈る方がよいでしょうね。
ただし、仲人をしてもらったなど、個人的に特にお世話になった上司などには、
御祝いを贈っておいた方がよいと思います。
その場合も、会社で渡すのではなく、個人的に上司の自宅を訪問するなどして、
あくまでも、個人的な立場で贈るようにしましょう。
グループなどで贈る場合も、だいたい相場は1~3万円くらいです。
品物は、身の回りで使えるものや、趣味に関係するものが多いようです。
贈るときは、品物にのし紙をつけます。
目上の人に現金を贈るのは失礼にあたるので、気をつけましょう。
現金がいちばんという場合でも、せめて商品券などを贈る方がよいでしょうね。
贈る時期は、辞令が下りてから1週間以内が基本です。
逆に、御祝いや餞別をいただいた場合は、結婚祝いや出産祝いの内祝いのような、
お礼やお返しは必要ありません。
少し落ち着いた後、挨拶状を送る際に、お礼の言葉を添えておくとよいでしょう。
自分の場合も、同僚や上司の場合も、異動や転勤するからと言って、
二度と会わないわけでも、会えないわけでもありません。
さらなる発展の機会と捉え、自分の場合は前向きに、
送り出す場合は明るく見送ってあげましょう。

 

 

 

 







 
 
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