しかし、すぐに気づいて中身には触れていません。
さて、その封書を上司に渡すマナーとして正しいのは以下の内どれでしょうか。
1:クリップなどで簡単に封をし、謝って渡す
2:セロテープなどでしっかり封をし、謝って渡す
3:封が開いたまま、謝って渡す
4:封筒の上に中身を出して、謝って渡す
◆ 解答と解説 ◆
まず、「親展」とは「御中」の反対で、名宛人のみが開封できる封書です。
ですから、親展の封書を開けてしまうこと自体、マナー違反です。
(場合によっては犯罪にもなりますので十分注意しましょう)
今回の問題では、それでも誤って開封してしまったという場合です。
当然のことながら、事実を名宛人に話して謝ることが第一です。
その上で、開封してしまった封書は、形だけでも封をすることが好ましく、
再度開けやすいよう、クリップなどで簡易に封をするのが良いでしょう。
というわけで、正解は1番です。
2番も正しく思われがちですが、すでに封書を開けてしまった後であれば、
しっかり封をし直すより、開けやすい状態で渡すことがマナーといえます。
4番は厳禁です。
親展の封書ですので、もし間違って封を開けてしまったとしても、
中身には触れずに、そのまま再度封をして渡すようにしましょう。
普段から、郵便物や封書は、「誰宛」なのか「親展」ではないかを
しっかり確認するように注意しましょう。