ウエストコースト語学院の皆さんが7月13日、東京都中央区築地の朝日新聞東京本社を訪れました。本館2階読者ホールで見学案内を担当する係から説明を聞いたり、紹介ビデオを見た後、実際にに新聞づくりをしている編成、報道局や印刷をしている輪転機、新聞をこん包、発送したりするところを見学しました。
社内見学に訪れたウエストコースト語学院の皆さん
ー7月13日、東京、築地の朝日新聞東京本社にて
132年の伝統 漱石や清張も
今日お越しいただいた朝日新聞は2011年、創刊132周年を迎え、名実とともに長く日本の言論界をリードしてきました。
1945年11月7日、宣言「国民と共に立たん」を掲げ、民主主義の確立に寄与し、数多くの特報を掲載してきました。
特に調査報道の分野ではロッキード事件やリクルート事件をはじめ、数々の業績から「お家芸」とまで称されています。朝日新聞の伝統は、大勢の先人たちの努力によって築かれました。そして多くの読者の信頼で支えられ、営々として新聞発行の使命を果たしてきました。
文豪·夏目漱石は、東京帝大の講師を辞めて1907年、41歳で朝日新聞に入社しました。入社の辞で「変わり物の余を変わり物に適するような境遇に置いてくれた朝日新聞のために、変わり物として、出来得る限りを尽くすは余の嬉しき義務である」と書いています。
漱石はすでに、「吾輩は猫である」などを発表しましたが、朝日新聞では「虞美人草」「三四郎」「心」など、数多くの小説を連載、文芸欄の編集も担当し、新興作家を発掘したりしました。
1904年、言文一数体で小説を書き、日本の近代小説に新分野を聞いた二葉亭四迷が入社しています。「其面影」「平凡」を書きました、二葉亭は希望してロシア特派員になります。