本学は今年度から造形芸術学部、東京メディア・コンテンツ学部に看護学部を加え、名称も宝塚大学と変えて、新しい船出を致すこととなりました。本学はこれまで建学の精神、基本理念として「芸術と科学の協調」を掲げて参りましたが、新生宝塚大学の出発にあたり、この建学の精神を踏まえながら、新しい時代にふさわしく、またより明確に示すべく、大学の基本理念を「アルスの大学(感性とわざの大学)」と定めました。アルスとはラテン語で、もともと技術・技巧・技能・才能といった意味の言葉であり、またその中でも特に医術を指す場合もありました。このアルスが、芸術を意味する英語のアートの語源であります。画家や音楽家はアーティストと総称されます。その一方で、アーティフィス(工夫、巧妙)、アーティフィシャル(人工的な)といった、技能、技術に関連した言葉の語源でもあります。 |