本学が「伝統の建学精神」に掲げる“仁”とは、“誠とか、真心とか良知”としました意味(広義)であります。「仁は人なり」(仁とは人間らしさ)とか、「仁は人の心なり」(仁とは人の本心)としました意味、広義の諸徳の總名のことであります。
五倫・五常としました“親”“仁”とは、「両親に誠を以てすれば孝、即ち肉親のみが対象の「仁」でありまして、「伝統の建学精神」に掲げる広義の“仁”は、個々の諸徳の總名となります。ここの“仁”“親”は、広義の“仁”への入所のところとなります。
前頁、下段、教育方針(1)(2)(3)の条文は前理事長・鈴木泰三先生、(4)の条文は現理事長・鈴木利定先生の作定になるものであります。学校法人傘下、諸校の教育指針であります。(1)“質実剛健”は堅実で真面目の意。(2)“敬愛”は吾が身を慎んで人を慈しむの意。(3)“至誠”はこの上ない誠(真心と同義)の意。(4)“忠恕”とは、自分の真心より発した思いやりの意であります。且つ本学の教育目標は「奉仕の精神、環境の美化、礼の実践」であります。教育理念「知行合一」を重んずる所以であります。