武蔵野音楽大学は、建学の精神を「和」とさだめ、教育の方針として「音楽芸術の研鑽」と「人間形成」を掲げています。
わが国で、音楽教育の基盤がまだ弱体であった昭和4年(1929)、西洋音楽の美に感動し、その普及と向上に強い情熱をもって取り組んだ創立者福井直秋と、その熱意と教育理念に共鳴する教職員や、理想とする音楽学校の設立を切望する生徒など、多くの協力者の強い「和」によって、武蔵野音楽大学の前身、武蔵野音楽学校は創立されました。
また、音楽芸術の美の追究と高潔な人格の形成は、たがいに相高め合う理想の教育理念であるとの創立者の強い信念から、本学は、創立以来一貫して「音楽芸術の研鑽」と「人間形成」を教育の方針として、個性豊かな80年に及ぶ発展の歴史を刻んできました。