1907年鈴木米次郎により、本学の前身である東洋音楽学校が開学しました。音楽教員および音楽家の養成を目指しました。 アジアで先頭をきるという意味で学校名に「東洋」を入れ、当初からアジアの留学生を積極的に受け入れました。オーケストラの設立や雅楽科の開設などにより、西洋音楽に限定しない幅広い音楽文化の創造と普及を図りました。
1954年 東洋音楽短期大学 → 1963年 東洋音楽大学 → 1969年 東京音楽大学と発展してきました。第二次世界大戦前後には混乱と模索の期間がありましたが、東京音楽大学となってからは安定した教育活動が再開されていました。 しかし、開学当初とは違って、西洋音楽演奏技能の専門教育のみに重点が置かれる傾向もありました。